大根のお話~つくし組 食育~

大根は葉、茎、根からできていて、みんなが食べているのは根っこの部分です。

12月~2月の冬に最も美味しくなります。

 

大根の根の部分には鉄の吸収を助けるビタミンCや、すりおろす事で発生する大根の辛み成分である「イソチオシアネート」、食べ物の消化を助ける「アミラーゼ」が含まれています。

ですが、実は大根は根の部分よりも捨てられてしまう葉の部分に多くの栄養素が含まれています。目や皮膚の粘膜を健康に保つビタミンAや骨を強くするカルシウム、便を出やすくする食物繊維などがあります。

 

様々な栄養素が含まれている大根は、部位によって味と食感が違います。

例えば、葉の部分は油で炒めてふりかけにして、葉に近い緑の部分は甘くて硬いので生のまま食べるサラダに向いています。

真ん中の白い部分は甘くて柔らかいので大きく切って煮物に、先端の部分は辛くて筋も多いので大根おろしに向いています。

 

大根は部位によって含まれる栄養素が違って、食べ方にも種類があります。おうちのご飯に大根が使われていた時は、このお話を思い出しながらどの部分が使われているのか思い出してみてください。