園の取り組み

昨今の子どもを傷つける言動の問題が取り上げられている中、丸子ベビー保育園では、保育の質の向上を目指し、子どもの主体性を尊重した保育を展開するための取り組みを行っております。保護者の方々と一緒に、子どもたちのために何ができるかを常に考え、子どもと真摯に向き合っていきと思っております。

    1. 職員において、外部の講師の先生のご指導を受けて、言葉の質を高めるトレーニングを行いました。「大きな声は必要ない」「怒らない、子どもに伝えるのは10秒でいいい」ということを職員で共有しています。

 

    1. 食事において、食べることへの強制や強要はせず、子どもが食事の終わりを決められるようにしています。
      →時には、ほとんど食べられなかったりすることもあります。苦手なものも、尊重して強制はしていません。

 

    1. 食事の際には、子どものペースで食べ始めることができるように、準備ができて席についた子から「いただきます」をします。食事は全て配膳し、子どもの食べたい物から食べられるようにしています。

 

    1. お昼寝の時間に、眠くない子や、早く目覚めた子を無理に寝かしつけたりせず、その時間は静かに過ごせるようにします。
      →眠くならないお子さんを、無理に寝かしつけたりはしませんが、眠りたいお子さんもいます。
      定時間は静かに布団に横になったり、落ち着いて眠れる環境を提供しています。
      →お子さんによっては、降園前後に眠くなってしまい、機嫌が悪くなることもあるかもしれません。
      生活のリズムを整えるなど、家庭でのご協力をいただかなくてはなりません。どうか、毎日の保育へのご理解、ご協力をお願い申し上げます。

 

    1. 保育主導のタイミングではなく、子どもが行きたいタイミングでの排泄を尊重します。「行きたくない」時は無理強いはしません。
      →『トレーニング』の概念ではなく、子どものからだと心の成長発達に応じた個別対応を図ります。

 

    1. 保育園という集団生活の場では、けがを完 全に防ぐことはできません。けがを防ぐこと に重点を置きすぎず、『様々なことを試し、興味を広げ、成長していく場所』である保育園としての役割に重点を置いていきます。
      →些細な怪我は報告のないこともあります。
      →怪我を防ぐことよりも、『発達に応じた適切な活動』『怪我をした後の処置』『保護者への経緯の説明』に注力します。

 

  1. これまでと変わらず、重大事故を防ぐことができるように、事故の可能性を考え、対策を立てていきます。顔の怪我や、気になる怪我については、必要に応じて、写真をつけてお知らせします。

日常の安全について

  • 保育士、栄養士、保育補助、事務員は救命講習を毎年受講し、定期的に復習をしております。
  • AED(自動体外式除細動器)を設置し、その使用訓練も行っております。
  • 看護師が常勤しております。
    • 応急手当普及員(東京消防庁)
    • 子育てアドバイザー(NPO法人 日本子育てアドバイザー協会)
    • 心理カウンセラー(NPO法人 総合福祉カウンセリングセンター)
    • 水難学会認定指導員(一般社団法人 水難学会)
    • インファントマッサージ協会公認インストラクター(国際インファントマッサージ協会)
  • 緊急時に全職員が対応出来るように、日頃より各シミュレーションを行っています。
  • 睡眠時は職員が顔色、呼吸機能、仰向けで寝ているかなどのチェックを、0歳児は5分毎、1~2歳児は10分毎、3~5歳児は30分毎に行っています。
  • 月齢の低いお子様や観察が必要な状態のお子様の睡眠時は、上記のチェックに加え、無呼吸状態早期発見のセンサーを併用し、安全な睡眠を提供しております。
  • 食への安全取り組み
    栄養士4名体制でお子様の食事をサポートいたしております。

    • 安全を第一に考え、国産の食材を使用しております。また、卵を使用しない“なかよし給食”を行っており、卵の食物アレルギーがあるお子様も、みんなと同じものを食べられる食事作りをしております。
    • 昼食とおやつ時には栄養士が各クラスを回り、一人ひとりの嗜好や特性を把握するように努めております。喫食状況から食材のきり方や調理方法等の改善点を見出し、食べやすい食事作りを行っております。
  • 防犯カメラを設置しています。
    独立した有線で管理をしておりますので、WEBや無線での覗き見は出来ません。

災害時等の安全について

  • 防災避難訓練では、園内で行う他にも、散歩先でも実施しております。
  • 緊急連絡一斉配信システムを採用しております。
    保護者の方にメールでのご連絡が可能です。
  • 緊急地震速報システムを設置し、大きなゆれ(S波)に備えています
  • 災害発生時の避難場所について

 

各種マニュアル

乳幼児の子ども達は、自分で危険などを察知することができず、言葉で異変を伝えることことはできません。そのため職員は危険予知の訓練を受けたり、危険と思われる保育園内の箇所に“ヒヤリハットマーク”を貼ったりしています。日常の中での危ないと思った事項のヒヤリハット報告を職員全員で報告し、事故予防の対策を考えています。

 

  • ①『日常の安全について』
  • 保育園で生活の中で、職員が注意をしていても、突然の事故や病気が起こる可能性があります。緊急の事態になった場合に、適切に対応ができるようにマニュアルを作成しています。
救急時対応マニュアル(PDF)
  • ②『非常時の安全について』
  • 災害や不審者被害などは、予測ができないことがほとんどです。
    突然の災害でも的確に対応ができるように、職員間で訓練を行っています。
    緊急時の動きがわかるように、フォローチャート式のマニュアルを作成しています。
火災発生時対応マニュアル(PDF)
地震発生 初動対応(PDF)
地震時対応マニュアル(PDF)
竜巻発生時対応マニュアル(PDF)
不審者対応マニュアル(PDF)

保育園における感染防止について

  • 保育園は乳幼児が長時間一緒に生活する場所です。風邪をはじめ、人から人に感染する病気はたくさんあります。中には小さな子どもがうつると重症化する病気もあります。保育園職員が統一して、感染症対策を行うことができるように、感染症対策マニュアルを作成して感染対策を行っています。
【改訂中】保育園における感染症対策マニュアル